手紙は営業において最強のコミュニケーションツールです。
この記事では、
①なぜ手紙が営業において効果的なのか
②手紙を書く上で抑えておきたいポイント
③そのまま使える手紙の例文をシチュエーション別で５つ伝授します。
是非、活用してください！
なぜ手紙は最強の営業ツールなのか
現代はメールがコミュニケーションツールとして主流です。
そのため、手紙ってなかなか受け取る機会がありませんよね。
つまり、手書きっていうだけで価値があります。
そして手紙って書くのがめんどくさいですよね。
そのため多くの営業マンが敬遠しがちです。
つまり、他の営業マンとの差別化が生まれます。
つまり手紙を書くということは、
手書きの文章(手紙)と言う価値のあるものを、
他の営業マンがやらない中であなただけがお客様に提供するので、
お客様は興味を持つ(＝商談に繋がる)という話です。
ちょっとした一手間でメリットがあるならばやらないと損ですよね。
仮にあなたが社長に営業をかけているとします。
社長はあなたが提案している商材だけでなく、
他の商材でも営業を受けていますよね。
つまり常日頃多くの営業マンと接しているということです。
その大勢の営業マンの中であなた一人だけが手紙を送っていたとするならば、
大きな差別化になりますよね。
『○○社の営業マンは筆まめだな〜。』
といった風に。
本業で忙しい社長。提案のアポを取るだけでも難しいです。
特に名前と顔を一致してもらえてない状態の時は尚更です。
ですが、手紙を送ってきた○○社の営業マン
という印象を植え付けることができれば、
手紙を送っていない印象に全く残っていない営業マンよりは
アポも取りやすくなると思います。
手紙の内容について抑えるべきポイント
ポイントは2点有ります。
この２点だけは必ず抑えた方が良いでしょう。
直接的な営業文章は入れない
タイミングや相手によって異なりますが、
『商品をご紹介するお時間をいただければ幸いです』
『ぜひお知り合いにもご紹介させて下さい』
といった明らかな営業文章は入れないようにしましょう。
必死な感じがどうしても伝わってしまいます。
入れるとするならば、
『○○という分野に関しての知識には自信があります。いつでもご相談下さい。』
『〇〇について悩んでいる方がいらっしゃったらお力になれるかもしれません』
といったように、「あなたのお役に立つことができます」という
自身のアピール程度にしましょう。
お客様へのオリジナル文章を入れる
一人一人へ手紙を書くのは大変ですよね。
基本的には自分で一つのパターンを作って使い回しすればいいと思います。
ですが、必ず一文はそれぞれのお客様に合わせた文章を入れましょう。
パターン化された文章ではどうしても形式的に送っている感じが出てしまいます。
また、ネットで落ちているものってかなり形式的な文章が多いような気がします。
せっかく一手間かけて手紙を書いても、サッと読み飛ばされたらもったいないですよね。
ですので、
『○○さんの××というお話に凄く興味が惹かれました。今度お会いした時にお話ししていただけませんか。』
みたいな感じでオリジナル感を出しましょう。
手紙を出すタイミング
シチュエーション・タイミング別に例文をつけています。
コピペして自分なりに編集してストックしていただければと思います。
飛び込み営業後
飛び込み営業を行った企業それぞれに手紙を書くことはかなりの作業量を伴いますよね。
飛び込み営業後に手紙を書いている営業マンは皆無だと思います。
その分、受け手のインパクトは大きくなります。
短い分となっておりますのでぜひ書いてみましょう。
この手紙の後でしたらアポ取りの電話もしやすいかと思います。
○○株式会社
○○様
拝啓
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、先日は断りもなく突然の訪問となってしまい大変申し訳ございませんでした。改めてお詫び申し上げます。
しかしながら温かいご対応、そして貴重なお時間を頂戴いたしまして心より感謝いたしております。
弊社は○○を扱っている企業です。○○といった情報の提供をすることができる点において貴社のお役に立つことができると考えております。
個人的なお話になりますが○○様にお話いただいた○○ということに大変興味が湧いております。また〇〇についてご教授していただけますと幸いです。
取り急ぎ書中にてお礼申し上げます。
敬具
２０○○年○月○日
〇〇株式会社
〇〇
提案訪問後
「お時間をいただいたこと」「話を聞いていただいたこと」へ感謝の言葉を述べましょう。
○○株式会社
○○様
拝啓
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、先日は貴重なお時間を頂戴いたしまして心より感謝いたしております。本当にありがとうございました。
今回ご紹介させて頂きました○○という商品は、○○という点において貴社のお役に立つことができると考えております。ご検討頂けますと幸いです。
個人的なお話になりますが、〇〇についてお話を頂き大変勉強になりました。より〇〇について関心が高まり、なお興味が湧いてまいりました。〇〇についてもまたお話をする機会をいただければと存じます。
取り急ぎ書中にてお礼申し上げます。
敬具
２０○○年○月○日
〇〇株式会社
〇〇
契約後
「契約をいただいたこと」へ感謝の言葉を述べましょう。この手紙は必ず出すようにしましょう。
契約で終わるような営業マンは二流の営業マンがやることです。
契約後に手紙をお渡しすることによって、お客様からの信頼度は跳ね上がります。
これが、他のお客様を紹介してもらうことに繋がります。
○○株式会社
○○様
拝啓
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
この度はご契約をいただきまして誠にありがとうございます。
今回ご契約を頂きました○○という商品は、○○という点において貴社のお役に立つことができます。ご契約後のフォローについても私が担当をさせていただきますので、ご不明点がございましたらお申し付けください。
今回、〇〇様にご商談の機会をいただき、私自身〇〇という点で成長することができ、本当に感謝をしております。今後も末長いお付き合いをさせていただければと存じます。
取り急ぎ書中にてお礼申し上げます。この度は誠にありがとうございました。
敬具
２０○○年○月○日
〇〇株式会社
〇〇
お断りを受けたとき
お断りを受けた場合でも感謝の気持ちを伝えましょう。
今後、必要性を感じたときに連絡をしてもらう可能性がグッと上がります。つまり、将来の見込み客となります。
また、手紙を出すことによって、お客様の考えが変わり契約に結びつくというケースも稀に有ります。
手紙を書いて損はないはずです！
拝啓
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、先日は貴重なお時間を頂戴いたしまして心より感謝いたしております。本当にありがとうございました。
今回ご紹介させていただいた商品は、○○という点において貴社のお役に立つことができると考えております。今回はご決断をいただけませんでしたが、今後必要となった場合はお気軽にお申しつけください。
今回の商談が〇〇様にとって何かお役に立てておりましたら誠に嬉しく思います。
商談のお時間をいただけたこと、書中にてお礼申し上げます。
敬具
２０○○年○月○日
〇〇株式会社
〇〇
お誕生日
誕生日にお祝いをもらうと嬉しいですよね。
くだけすぎるのは良くないですがビジネス的な文章ではなく、
日頃の感謝の想いを手紙に書くといいですね。
○○株式会社
○○様
〇〇様お誕生日おめでとうございます。〇〇様に巡り会えた事、この節目を一緒にお祝いできる事、大変嬉しく思っています。ご健康で幸多き一年となられますようお祈り申し上げます。
２０○○年○月○日
〇〇株式会社
〇〇
まとめ
シチュエーション別に例文をのせましたが、
これを参考にオリジナルのパターンを作り上げていただければと思います。
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